重松ゆうこ新聞 vol.9『荒れた子どもたちが激変!!』

重松ゆうこ
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みなさま、こんにちは。重松ゆうこです。

みなさんは「留守家庭」をご存知でしょうか?いわゆる学童保育の事です。 働く保護者のために、放課後に小学生(主に低学年)を預かる制度です。

福岡市は各々の小学校に留守家庭を設置し、子どもたちは放課後に学校 と同じ敷地内で安全に移動ができて、とても素晴らしい制度だと思います。 私は東区のある小学校に設置されている留守家庭で、支援員(責任者)として1年間従事しました。赴任した際、同じ留守家庭の相方の先輩支援員 さんから、『このルーム(留守家庭)は、伝統的に荒れてますから大変です よ』と、言われました。しばらくして、おやつに“スナック菓子”が多い 事に気付いた私は、ちょっとずつおやつの内容を変えてみる事にしました。 おやつの注文も支援員の仕事で、二人の支援員が交代で行っていました。 私が注文する時は、授産所で焼いてもらった無添加のパンや野菜100%の ジュースや酢昆布などに変更しました。

数ヶ月経った頃、あれだけ暴れまわっていた子どもたちがちょっと落ち着いている事に気付きました。巡回して来ら れる先輩の支援員さんたちからも、『こんなに静かなこのルームは見たことがない。お手本になります。』と、お褒 めの言葉を頂きました。「おやつを変えただけでも子どもたちはこんなにも変わるんだ!」と、気付いた私は子ども でもできる食育を小学校で指導したくなり、古巣の小学校の現場で教壇に立つ事にしました。“食を変えると荒れた 子どもでも激変する”と確信した出来事でした。

(※)「食」「育」のプロが語る 7つのやくそく

小学校の現場へ復職した時、ブランクがあったので全く知らなかったのですが、25年ぶりに赴任したその小学校は 当時かなり荒れていると言われていたようです。その中でも、一番荒れていると言われていた5年生を担当する事に なりました。子どもたちの授業態度が良くないなぁ…と思った私は、食育の授業を45分1回だけやってみよう、ダメ だったら諦めようと思いました。ところが、びっくりした事に子どもたちは45分の授業1回だけで見事に変わりまし た。授業態度も良くなり、ケンカも減り、下級生にも慕われるステキな上級生へと激変したのです。詳細な内容は、 誌面の都合で省きますが私の本(※)やセミナーなどでご確認いただけます。電子本もありますので、目次だけでもご 覧ください。

この食育の授業のポイントは、保護者には一切“指導”しなかったという点です。 子どもたちが『自分で気付き、実践したくなる』内容にしました。小学生でもで きるのに、大人はできていない。お金も手間もかからないというのがポイントで す。これがみんなに伝わったら医療費も減るし、みんな幸せになるのにどうして 学校のカリキュラムに入れないのかなぁと、いつも思っています。

次号に続きます。

【重松ゆうこの神社巡り】

 

 

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